建築現場から・Vol.22-

お客さまと後輩と、いつも対話を大切に。
アーキテクノ職長 伊藤 英記

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伊藤 英記 職長(棟梁)
山形県出身/大工職人の父親の姿にあこがれて同じ道へ。企業内訓練校・土屋アーキテクチュアカレッジ13期生。アーキテクノ入社後は札幌の現場で修業を積み、平成22年11月に仙台へ異動、東日本大震災の半年後に職長(棟梁)となる。およそ2年の仙台勤務を経て平成24年12月に札幌へ戻る。一級技能士。

企業内職業訓練校・土屋アーキテクチュアカレッジの卒業生は、配属された現場で指導員(親方)や先輩棟梁から厳しい教育を受けて一人前の技能士に、そして現場を任せられる職長(棟梁)へと成長していきます。今回ご紹介する伊藤英記職長(29)も、3年前の20台半ばに職長となり、半年前からは現場の作業を通して後輩の技能士を指導する立場となりました。

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上:ふかし壁に必要な部材を墨付けした後にカッターで切り分ける

実は、伊藤職長は平成20年の夏にも、先輩棟梁と一緒にこの欄に登場しています。その時はまだ一人前の技能士になって間もない頃。「常に気持ちを引き締めて現場に立ってきました」という6年の歳月は、一人の若者を精悍な顔つきの棟梁へと変貌させていました。

「尊敬できる棟梁。人としての器の大きさを感じます」と口を揃えるのは、こちらの現場でともに働く渡邉拓哉技能士(20)と向川賢登技能士(21)。手際が良くて丁寧な仕事ぶりや、段取りのつけ方のうまさのほかにも、見習いたいところが多いとか。伊藤職長も「全員が心を一つに力を合わせることが大切。自分もまだ勉強中なので、彼らと一緒に成長していきたい」と後輩が学びやすい雰囲気づくりを心掛けています。

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写真左:渡邉拓哉技能士、右:向川賢登技能士

もう一つ気を付けているのが、いつ誰にでも、自身をもって見せることのできる現場を維持すること。特に施主のお客さまが足を運ばれたときには、積極的にお話をして、マイホームに寄せる思いに耳を傾けるのだそうです。お客さまも棟梁の人柄や、緊張感の中にも明るい雰囲気が漂う現場をご覧になって、安心されることでしょう。

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上:黄色のヘルメットの伊藤職長を真ん中に

夏の盛りに始まったこの現場の木工事も終盤にさしかかり、あと数日で終了します。次に担当する予定の現場は、伊藤職長自身のマイホームなのだとか。

アーキテクノの大工職人たちは皆、自分の家を建てる気持ちでお客さまのマイホームを施工することを信条としていますが、次の現場は文字通り「自分の家」となるわけです。「普段通りの仕事をするだけですよ」と、伊藤職長に気負いはありませんが、施主の気持ちを味わうという経験もきっと、今後の大きな成長の糧となるに違いありません。

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このブログ記事について

このページは、アーキテクノが2015年5月28日 14:41に書いたブログ記事です。

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