建築現場から・Vol.05-

「"職人の心"を育てるベテラン指導員。」
―アーキテクノ指導員 一級技能士 テクニカルマスター 高森 節三

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高森節三指導員(親方)青森県出身
15歳で大工職人を志し、大工一筋39年。昭和59年土屋ホーム入社、アーキテクノへ。15年前から指導員として後進の指導に当たる。「まだまだ職人としての勉強は続く」という謙虚な姿勢は、カレッジ卒業生にとって大きなお手本だ。

大工職人集団アーキテクノには、土屋アーキテクチュアカレッジ卒業生たちを鍛えて一人前に育て上げる、「指導員(親方)」と呼ばれる9人のベテランスタッフがいます。彼らは、棟梁として施工の陣頭に立ちながら、職人の卵たちに技術指導を行います。

ここ札幌市の現場でも、6人の若者を指導しつつ、施工の細部にまで目を光らせる高森節三指導員(55)の姿が。4月半ばに始まった木工事のあと1週間、建具や収納棚の取り付けなど仕上げ作業を残すところとなりました。

高森指導員はこの日、カレッジを卒業したばかりの若者に、ドア枠の組み立て・取り付けをマンツーマンで指導。穏やかな口調ながら厳しさを含んだ声と、真剣な眼差しに、技術以上の何かを伝えたいという熱い思いがうかがえます。

「若い人には技術指導を通して"職人の心"を伝えたい」と語る高森指導員。職人の心とは、言葉では表現できない、職人ならではの、住宅やお客さまに対する想いだと言います。そして職人の仕事とは、その心を培うことに尽きるとも。15歳の春に道志して以来約40年、大工一筋に生きてきたその境地は、素人には容易にうかがい知れるものではありません。

何とかやっていく自信が芽生えたのが入門3年目の18の頃。「いい仕事している」と力がみなぎっていた20代から30代。さらに職人として「引締まってくる」30代後半を経て、その後は、山あり谷ありのなかで「職人は一生勉強なのだ」との思いを強くする―と歩んできた道を振り返ります。

同じように志を立てて大工の道を歩み始めた若者たち。その道程は険しく、修行の毎日は厳しい。挫けそうになる心を乗り越えることでより心を強くしていく、その繰り返しが職人の修業なのだと、高森指導員は言います。

現場に立っていると、お客さまからかつての教え子の評判を聞くことも。そんな時は「ああ、心が育っているな」と、その成長を実感するのだそうです。

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この春カレッジを卒業した高橋社員に、ドア枠の組み立てをマンツーマンで指導する。

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ドア枠の下地となるボードを電動丸ノコで切り分ける。

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組み立てたドア枠を取り付ける。ゆがみや隙間が出ないよう寸法を測りながらの慎重な作業だ。

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赤いヘルメットが高森節三指導員。後列右から境泰樹、福原秀幸、鈴木裕士、土坂実、高橋拓人、平野友輝(以上アーキテクノ)。この日は土屋ホームからこの春入社した新入社員の営業研修の一環で、この現場で終日実習に訪れていた。左から阿曽育美、川口勇基、杉本雅宣。

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このページは、アーキテクノが2009年9月24日 10:45に書いたブログ記事です。

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