建築現場から・Vol.02-

「自分の家を建てる気持で。」-アーキテクノ一級技能士 松本 健史

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松本健史職長(棟梁)北海道芦別市出身
土屋アーキテクチュアカレッジ4期生。指導員や憧れの先輩を目標に「一日も早く一人前になる!」と負けじ魂を発揮、23歳で職長となった。

こちらは札幌市南区、幹線道路から一歩奥まった住宅街の建築現場。躯体の断熱工事など外周り作業が昨日終了し、いよいよ今日は床、天井などの内部工事に移ります。既にフローリング材が搬入され、今朝には天井ボードを積んだトラックも到着しました。

この現場を担当するのは、アーキテクノ一級技能士の松本健史職長(32)。玄関周りの作業を後輩の伊藤英記技能士に任せて、2階の天井に気密シートを手早く貼り付けていきます。

松本職長は、土屋アーキテクチュアカレッジの4期生。同校卒業後、指導員(親方)の下で2年間修業し、大工4年目の23歳で職長(棟梁)になりました。これまで手掛けた住宅は100棟余りに上がります。

「お前は誰のために、どんな気持ちで住宅を建ててるのか」-これは大工1年目、初めて現場に向かう車中で、指導員から投げかけられた言葉。「えっ」と困惑し、何とか答えを絞り出す、若き日の松本職長。それ以来、大工としての技術を磨く日々は、同時にこの答えを見つける旅ともなりました。

その時、指導員は弟子の答えにただ黙って頷いていただけでしたが、実際の施工現場での技術指導を通して、大工のあるべき姿を身をもって示してくれました。先輩や仲間と切磋琢磨する日々のなかで、「家はお客様の大切な宝物。自分の家を建てる気持で施工するのだ」という心構えが醸成されていったといいます。その言葉通り、自分の家を建ててからは、お客様の気持ちを心から理解できるように。現場を訪れるお客様と積極的に会話をし、近隣への配慮も一層、細やかになりました。

こちらの大工工事が完了するのは5月末。内装工事を経て、お客様にお引渡しをするのは、初夏の風が爽やかな6月半ばになります。

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玄関柱と縁の通気層にアリなどの侵入を防ぐ防虫網をとりつける。

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銀色の気密シートを天井に貼り付ける。これにより小屋裏や壁とのわずかの隙間もなくなる。

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玄関ポーチ天井に仕上げ材を貼る前に下地を施工する。

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フローリング床材をクギとボンドで貼り付けていく。

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松本職長と伊藤英記技能士。松本は「目先の仕事だけでなく、一歩も二歩も先を見通した仕事を」と指導している。

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このページは、アーキテクノが2009年5月13日 20:29に書いたブログ記事です。

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