建築現場から・Vol.01-

「氷点下7℃、仕事に妥協はない。」-アーキテクノ一級技能士 砂原 秀範

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砂原秀範職長(棟梁)北海道本別町出身
土屋アーキテクチュアカレッジ7期生。職人として「自分の技量に満足したら進歩はない」と技術研さんを怠らない。

札幌市東区の住宅街の建築現場。2週間の基礎工事が終わり、柱の立ち上げ作業の3日目です。間もなく木造2階建ての住宅の輪郭も見えてきます。

この日の札幌は最低気温が氷点下7度。前夜からの雪が30センチも積り、朝一番の作業は除雪から始まりました。しかし、積雪を理由に作業を遅らせるわけにいきません。その後も6人の職人が、決められた工程に従って黙々と作業をこなしていきます。

現場を指揮しているのは、アーキテクノの1級技能士、砂原秀範職長(29)。高校時代に建築現場で見た大工の姿に「カッコいい」と憧れ、先輩の勧めもあって土屋アーキテクチュアカレッジの門を叩いた7期生です。

同校を卒業した大工の卵たちは、実際の施工現場を経験しながら、指導員(親方)のもとで3、4年みっちりと鍛えられて一人前になります。現在の砂原職長を支えているのも、この時期に覚えた技術の数々。しかし「技能を磨くことにゴールはない。このくらいで良いと満足したら、そこで終わり。職人は一生勉強だ」と、若手育成にも力を注ぎます。

その言葉はいつしか、「お客様に喜んでいただくには、仕事に妥協があってはならない」という思いに。「建てて良かったと言っていただける家造りに、生涯をかけて取り組んでいく」と言います。

やがて1階の躯体周りに、砂原職長とチームを組む小林数馬技能士が、炭の配合シックハウス対策に効果の高いシートをタッカーと呼ばれる工具で素早く留めていきます。その外側に耐震力を高めるボードをはめ込んでいく砂原職長。2人の動作は快いリズムを刻んでいきます。ここの大工工事が完了するのは、雪がようやく解ける4月中旬です。

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柱が立ち上がり梁がかけられた翌日には屋根の野地板(のじいた)を打つ作業が行われた。

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シートを固定した壁に耐力ボードを施工していく。この外側に断熱材が施工される。

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砂原職長とチームを組んでいる技能課・小林数馬。砂原よりもキャリアは短いが砂原は「職人同士、互いに切磋琢磨する間柄」と小林の技量を認めている。

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基礎工事が終了して3日目。柱が立てられていく現場の前でこうした大がかりな作業の際は他の班からの応援が入る。

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このページは、アーキテクノが2009年5月12日 17:46に書いたブログ記事です。

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